会社情報
管理ingが生まれるまで
テクテク株式会社は、2004年の創業以来、海外メーカーの正規代理店として輸入製品を扱いながら、自社オリジナル製品の企画・開発・販売を手がけてきました。
転機は円安でした。
輸入コストの上昇に直面し、事業の方向を「国内で造って売る」に切り替えました。2018年、3Dプリント品の製造部門を立ち上げ、自社工場での一貫生産体制を構築。本格的に製造業へ踏み出しました。
私自身、父親が工作機械のアクチュエーターをゼロから作る製造業を営む環境で育ちました。自分もメーカー数社で商品企画や生産管理を経験し、その中で商品情報データベースの構築にも携わってきました。ものづくりと、ものを管理する仕組みの両方が、自分の中に積み重なっていた感覚があります。
しかし、自社で製造を始めると、在庫管理・原価計算・受発注・請求の複雑さに直面します。商品点数は238点、部品は296点になり、どの部品をいつ・いくつ作ればいいのか、把握しきれなくなっていきました。
部品展開(BOM)や所要量計算ができるシステムを探しましたが、大手ERPは数百万円の初期費用に加えて専任のシステム担当が必要。中小企業向けを謳う製品は、機能が足りないか、製造から請求まで一気通貫でつながらない。中小製造業に本当に合うシステムは、どこにもありませんでした。
そんな中、商品情報の管理を一手に担っていた中核メンバーが、病気のため退職を余儀なくされます。業務の属人化が一気に表面化し、日々の業務が回らなくなる危機に直面しました。
製造は崩壊しました。土日も機械を稼働させても間に合わず、欠品が続出。毎月が綱渡りでした。
ないなら、自分で作るしかない。
メーカー時代に培った経験を総動員し、製造管理システムの開発に着手しました。自社の現場で実際に使いながら、毎日磨き上げていきました。
結果は、自分たちが一番驚きました。土日の稼働をやめたのに、月末には余裕をもって製造しきれるようになったのです。今までの苦労はなんだったのか——管理ingは、中核メンバーの退職後も増員なしで業務を回し続けています。
この体験が、管理ingを世に出す決意になりました。日本中の中小製造業が、同じように困っている。同じように土日を潰し、同じように欠品に追われている。自分たちが救われたこの道具を、届けなければならないと強く思ったのです。
管理ingは、困っていた自分たちのために作った道具です。だからこそ、展示会で配るためのカタログスペックではなく、毎日の需要予測・製造・棚卸し・締め請求で「本当に効く形」になっています。
企業理念
- オリジナルの製品・サービスで、お客様の便利に貢献します
- お客様の立場に立って、心のこもったサービス・サポートを提供します
- 従業員が、自由な時間に気持ちよく豊かに働ける会社を作り維持します
会社概要
| 会社名 | テクテク株式会社 |
|---|---|
| 設立 | 2010年9月(2004年創業) |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 所在地 | 〒441-3147 愛知県豊橋市大岩町前荒田67-164 |
| 事業内容 | 製造管理システム「管理ing」の開発・運営 オリジナル製品の企画・製造・販売 海外製品の輸入・販売 |
| URL | https://kanring.com/ |
沿革
| 2004年 1月 | 創業 屋外用チラシケースの販売を開始 |
|---|---|
| 2010年 9月 | 株式会社設立 |
| 2010年11月 | Amazonに出店 |
| 2011年 9月 | デジタルカメラアクセサリーの販売を開始 |
| 2011年11月 | 本社所在地に倉庫を統合移転(敷地200坪) |
| 2016年 1月 | 資本金を1,000万円に増資 |
| 2018年 2月 | eスポーツ用ゲーミングデバイス市場に参入 |
| 2018年 7月 | 3Dプリント品製造部門立ち上げ |
| 2023年 6月 | 自社3Dプリントファームを拡充 |
| 2026年 4月 | IT事業に参入 |